『よるのおと』
おじいちゃんの家まであと少し。歩いているそこは、夜の音に満ちています。耳をすませば聞こえてくる、生きた音の数々。静かだったり、にぎやかだったり、夏の夜の美しさがつまっています。ページをめくるごとに気持ちが落ち着いてくるよ…
おじいちゃんの家まであと少し。歩いているそこは、夜の音に満ちています。耳をすませば聞こえてくる、生きた音の数々。静かだったり、にぎやかだったり、夏の夜の美しさがつまっています。ページをめくるごとに気持ちが落ち着いてくるよ…
お父さんに教えてもらった俳句を作ることにしたぼく。ほのぼのとした絵が、味のある俳句を引き立てています。読後には五七五をつい意識してしまう、楽しい一冊です。ぶん:あらしやまこうざぶろうえ:みなみしんぼう『ロボとピュータのは…
こっそり部屋から出て行こうとするお兄ちゃん。わたしもいく、と捕まえるあやこ。兄と妹の様子はほほえましく、ずっと見ていたい気持ちになります。お兄ちゃんのやさしいまなざしに、なんだかこちらまでうれしくなってくる一冊です。さく…
青い空。白くて熱い砂。子どもにとって夏の海での体験は、すべてが新鮮で輝いているようです。夏の海を切り取ったやわらかな文章と、あかるい日差しと冷たくて心地よい海の絵。絵本の夏を楽しんでください。さく:ひがしなおこえ:きうち…
三匹のおさる、「いぼん」と「にぼん」と「さぼん」。仲良く散歩に出かけます。ころんころんと転がったり、手をつないで川を渡ったり。するとお腹がすいてきて…。シンプルだけど表情豊かなおさるたち。明るくて元気でかわいい赤ちゃん絵…
亡者が里帰りするお盆。地獄勤めのオニガワラケンは出勤し、亡者の居ぬ間に大掃除です。ブラシをかけたり針を磨いたり、サボったり。そして血の池地獄ではまさかの…。お盆休みも愉快な地獄の様子をお楽しみください。文:富安陽子絵:大…
夏の暑さにセミの声、緑の匂いやどしゃぶりの雨。絵本の中の「ぼく」は、ある夏の一日をいきいきと過ごします。一日を通して味わう、ぼくの楽しくてうれしい気持ちの数々。ページごとの構図と色の変化も美しい、夏がつまった一冊です。作…
朝寝坊したゆうこは、朝食を一人で食べることに。 顔の描かれた茹で卵の殻を剥こうとすると…。 ずんぐり身軽な茹で卵が教えてくれるしょっぱい魔法から始まる、小さな冒険。 明日の朝ごはんには、顔つきの茹で卵をどうぞ。 さく・え…
パーティーの招待状をもらったネッドくん。 でもパーティーは、遠く離れたフロリダで開催されるのでした…。 ネッドくんの状況に合わせてカラーとモノクロのページが交互に展開する、スリリングだけど楽しい一冊です。 さく:レミー・…
浜辺へとやって来た女の子。波と向き合ったり、逃げたり、戯れたり。黒と青の二色で描かれた絵は、時に穏やかで時に荒々しい。文章がないことで、より絵へと引き込まれます。夏の思い出がぎゅっと詰まった、そんな一冊です。作:スージー…